ディーゼル車による排ガスが昨今話題になっておりますが、環境保護対策の一環として、Frankfurt-Darmstad間、主要幹線高速道路であるA5号線のLangen/MörfeldenとWeiterstadt間で、ハイブリッド式のトロリートラックの試験走行が2019年初頭より始まります。
工事はすでに2018年3月から着手されているので、おそらくこの区間を通ったことのある方は、アウトバーン(高速道路)の路肩に、銀色のポールが建設されているのをすでにご覧になっているかもしれません。このドイツ初のプロジェクト „eHighway“ ですが、今秋(2018年)には上下線とも全長約5kmの区間に空間の上部に架線がしかれ、前述のとおり2019年のイースターの頃にはフィールドワークが開始の予定です。
電柱の数としては231本。トラックの屋根についたセンサーがこの架線を検知すると、トラックの集電装置が伸び、電気モーターへの給電と同時に充電が可能となっています。この区間を過ぎ電池がなくなるまで、電気で走行が可能となるしくみです(電池がなくなってしまった場合は、ディーゼルでの走行)。これによって、空気中のCO2やPM(粒子状物質)の削減が期待されています。
ヘッセン州経済・エネルギー・交通・開発省プレスリリース(ドイツ語のみ)
https://wirtschaft.hessen.de/presse/pressemitteilung/erste-teststrecke-fuer-oberleitungs-lkw
Hessischer Rundfunk ヘッセン放送局(ドイツ語のみ)Hessenschau.de
https://www.hessenschau.de/wirtschaft/a5-wird-zum-elektro-highway-fuer-lastwagen-umgebaut,oberleitung-lkw-104.html
2018年8月8日フランクフルターアルゲマイネ紙(ドイツ語のみ)
http://www.faz.net/aktuell/rhein-main/e-lastwagen-erste-deutsche-teststrecke-bald-fertig-15728260.html