これからドイツにお住まいになる方のためのNewcomerシリーズ、運転準備編です。
ドイツ連邦共和国大使館のページをご参照ください。
https://japan.diplo.de/ja-ja/service/-/1212270
フランクフルトに関しては、ドイツ運転免許証へ切り替えののち、在ドイツ日本大使館およびフランクフルト日本国総領事館を経由して、日本の免許証が返還されます。詳細は、在フランクフルト日本国総領事館のページをご参照ください。
https://www.frankfurt.de.emb-japan.go.jp/jp/konsular/untenmenkyo.html
ドイツに来た日から6カ月以内であれば、日本の運転免許証+ドイツ語訳で運転が可能です。この6カ月間であれば筆記・実技試験なしで日本の運転免許証をドイツの運転免許証に書き換えられます。また、ドイツに居住を開始後、例えば一時帰国中、更新も含め新たに発行された日本の免許証の書き換えはできませんので、注意が必要です。
いずれにしても、ドイツでの長期滞在が決まっている場合は、滞在許可取得後なるべく早くにお住まいの管轄当局(Führerscheinstelle)にて申請することをおすすめいたします。
管轄当局
郡・郡独立市レベルの秩序局(Ordnungsamt) 運転免許係(Führerscheinstelle)です。
例)
フランクフルト市→フランクフルト市
バートホンブルク市→ホーホタウヌス郡
2022年5月現在、運転免許証の切り替え申請には、必ずアポイントメントが必要です。
Ordnungsamt
Am Römerhof 19
60486 Frankfurt am Main
Telefon +49 69 212 42334
オンライン予約(ドイツ語):https://tevis.ekom21.de/fra/select2?md=6
申請に必要な書類(必ず管轄の当局に確認してください)
・パスポート
・証明写真
・日本の運転免許証とコピー
・翻訳証明つきの運転免許証のドイツ語訳
書き換え申請料: € 44.70 (2023年4月現在時点。ご確認ください。)
上記は、フランクフルト市の例です。他の管轄当局では多少の差がありますので、申請時に必ずご確認ください。
自動車を運転する前に確認すること【装備について】
車検(Tüvテュフによる車検)の時期はご存じですか?
車のナンバープレートにはられている、時計のようなシールで、次の車検の時期がわかります。
車検の年によってシールに色も変わり、中央の数字は、車検の年をあらわします。
時計でいうと12時の位置に来ている数字は、車検の月をあらしています(左の例では12月)。ちなみに黒く縁どられている部分は、そこに書いてある数字を読むのではなく「12時の位置」なので12月に車検、と読みます。
https://www.adac.de/rund-ums-fahrzeug/reparatur-pflege-wartung/hu-und-au/tuev-plakette-lesen/
応急セット・安全ベスト
安全ベスト・応急セット・三角表示板の携帯は義務となっています。
そのほか、安全ベストも2014年より携帯が義務化されています。ドイツでは最低限運転者の分があればよいとなっていますが、搭乗者の人数分があることが推奨されています。
また、ドイツ以外の国でもルールは全く異なりますので、必ず出発前にチェックが必要です。
https://www.adac.de/verkehr/recht/verkehrsvorschriften-ausland/winterreifen-schneekette/
チャイルドシードについて
ドイツでは、身長150cm以下の12歳未満の子供が自家用車に同乗する場合、チャイルドシートの使用が義務付けられています。EUガイドラインの安全基準を満たしたものをご利用ください。
現段階では以下の安全基準を満たしたものが使用できます。(今後、変更の可能性あり)
i-Size / UN ECE Reg. 129
UN ECE Reg. 44/04
UN ECE Reg. 44/03
チャイルドシートには安全基準適合マークがあることを、念のため確認してみてください。2023年9月からは、 UN ECE Reg. 44/04 および、 UN ECE Reg. 44/03の古い規格のチャイルドシートの販売が禁止となりますが、使用については規定されていません。
冬タイヤにはいつ変える?
ドイツでは、雪・凍結などの状況によって冬タイヤ着用して走ることとなっています。だいたいは10月からイースターの間は冬タイヤの時期といわれています。冬タイヤで走行すべき状況で冬タイヤ着用せず走行した場合、罰金の対象になりますのでご注意ください。
2024年10月より、以前の冬タイヤやオールシーズンタイヤでは「M+S」 という記載のみで認められておりましたが、2024年10月以降は、アルペンマーク、アルプスの山に氷の結晶が書かれたシンボルの入ったものでないと認められないようになっています。
【補足】自転車を乗るときのルール
ドイツでは自転車はとてもポピュラーな乗り物で、ルールも厳格に規定されています。自転車に乗られる方はご一読ください。
ドイツでの自転車運転のルール(英語パンフレット):
https://www.germanroadsafety.de/downloads/pdf/fahrrad-arbeitsblaetter_en.pdf