ドイツ生活上のルール ~運転編 標識について~

これからドイツに駐在予定の方のためのNewcomerシリーズ、運転編、標識についてです。
ドイツで運転する上で、特に気を付けたい標識をご紹介します。

優先道路

ドイツで運転する上で、特に気をつけるべきは優先道路の扱いではないでしょうか。ドイツでは、誰が優先なのかが明確に決まっています。常に自分が優先道路にいるのか、相手に道をゆずらなくてはいけないのか意識することが必要です。


この標識は、優先道路を走っているときに、例外的にこの標識がある場所は右からくる相手が優先になりますので、右からの進入車に気を付けないといけません。

工事現場など道幅が狭いところでよく見かける標識。1台分しか通れないとき、白い矢印の方が優先的に通過できます。(この例でいえば自分)

一般道において、これらの標識のない交差点では右方優先、つまり右から侵入してくる車が優先です。日本のように、道の幅は関係ありません。

駐車に関する標識

【パークシャイベの使い方】

この図のものを、パークシャイベ(Parkscheibe)といいます。駐車の際に、このパークシャイベが必要になる場合があります。車に乗る際は、必ずこのパークシャイベの有無を確認しましょう。
ない場合は、ガソリンスタンド、カー用品店等で購入できます。紙製、プラスチック製、いずれでも大丈夫ですが、交通法規で規格が決められています。(青地で白の文字、110 x 150mm、1時間と30分刻み表示があることなど)

図のような標識が駐車場スペースにあったら、標識で指定されている場所に、この例では2時間(2 Std.)までパークシャイベをつかって駐車できます。パークシャイベは30分刻みで、駐車場を使い始めた時刻を設定します。到着した時刻が16時10分過ぎなら、文字盤のところを回して16時30分が真ん中がくるようにして、ダッシュボードにおいておきます。

左の標識は、許可を得た居住者用の駐車スペースなので、標識にかかれた番号を持たない非居住者は、基本的に駐車できません。このルールが適用される時間帯を示す標識があれば、指定の時間帯以外は駐車可能です。

特殊な標識

赤信号の横にこの標識があるときは、たとえ信号が赤でも、必ず一旦停止し安全を確認できれば右折可能です。一旦停止・安全確認をおこたると罰金70ユーロの対象になります。

ですが、この下に「nur」+自転車の標識がある場合は、自転車だけに適用されるルールなので、自動車を運転している方は、信号に従います。