ドイツ生活上のルール ~ごみの出し方~

これからドイツに駐在予定の方のためのNewcomerシリーズ、ドイツ生活上のルール編、ごみの出し方についてです。

ドイツでは、早くから「Grüne Punkt (グリューネ・プンクト)」が導入されるなど、リサイクルや分別回収のためのシステムを取り入れてきました。主にフランクフルト市を例にとってごみ出しルールについてお伝えします。

生ごみ(茶色のふたのコンテナ、ドイツ語:Bioabfall)

基本的に二週間に1回の回収です。
生ごみのほか、食べ残し・花・芝刈り後の芝生などの園芸関係で出たごみも捨てられます。
生分解性プラスチック製ゴミ袋が市販されていますが、場所によっては使用が禁止されています。その場合は直接コンテナに生ごみを入れるか、新聞紙・紙製の袋にいれて捨てられるか、お住まいの管理人に確認が必要です。

包装材ごみ(黄色のふたのコンテナ、ドイツ語:Verpackungstonne)

紙・ボール紙・ガラス製以外のプラスチック製の包装材(ビニール・カップ状・発泡スチロール)、コーティング加工された包装材(アルミコーティングされた飲み物パック、牛乳パックなど)。缶詰の缶、野菜や果物に使われるプラスチック製の緩衝材。これらの包装材は空にして捨てること、となっています。

また、包装材ごみを捨てるための専用ゴミ袋は、無料で入手することができます。

フランクフルト市内にお住まいの方:

Servicecenter | FES Frankfurt (fes-frankfurt.de)

リサイクルセンター(Wertstoffhof Süd, Nord)

Wertstoffhof Süd
Frankfurt Sachsenhausen
Seehofstraße 48
60594 Frankfurt
月~土 8:00 – 14:30

Wertstoffhof Nord
Frankfurt Nord – Kalbach
Max-Holder-Straße 29
60437 Frankfurt
月~土 8:00 – 16:50

フランクフルト市以外にお住まいの方:

・市役所(Rathaus)

・リサイクルセンター
 Wertstoffhof という単語とお住まいの市を入れて、インターネットで検索してみてください)
 例:Wertstoffhof Wiesbaden

紙製のごみ(緑のふたのコンテナ、ドイツ語:Altpapiertonne)

紙・ボール紙・新聞・カタログ・本・ノートは入れられます。
あまりにも汚れが激しいもの、コーティング加工された紙、羊皮紙やウェットティッシュ、おむつは入れてはいけません。

ペットボトル・空きびん(デポジット、Pfandのマークのあるもの)

デポジットのマークのあるものは、スーパーマーケット(飲み物売り場)の機械にて返却すると、レシートが出ます。そのレシートを持ってレジで精算します。

空きびん(上記以外)

街角に3つの入れ口のあるゴミ箱が置かれています。びんの色(緑・茶色・透明)によってさらに分別して捨てます。空き瓶を捨てるコンテナの場所は移動することがあるため、場所の情報はございません。
汚れの激しいびん、陶器や鏡などプレート状のガラス、照明器具に使われるガラス、ガラスのコップ、花瓶はこのコンテナには捨てられません。その他のごみとなります。ルーエツァイトに注意してください。

電池・照明具

スーパーなどの小売店の回収ボックスで処分するか、有害物回収カー、トランクルームサービス(※)にて捨てられます。

※トランクルームサービスとは
トランクルームサービスは、トランクルームに入る分(1立方メートルほど)のごみを持ち込んで廃棄できるサービスです。
トランクルームサービスの場所 https://www.fes-frankfurt.de/services/kofferraumservice

有害物

特定の日に回ってくる有害物回収カーにて廃棄可能です。

有害物回収カーカレンダー

フランクフルト市:Schadstoffsammeltermine | FES Frankfurt (fes-frankfurt.de)
フランクフルト近隣:RMAOF Mobile: Annahmestellen

その他のごみ(黒・灰色のふたのコンテナ、ドイツ語:Restabfalltonne)

上記いずれにも該当しないものは、その他のごみとして捨てられます。

ごみ収集カレンダー

フランクフルト市では、ごみ収集カレンダーをオンラインでチェックすることができます。

https://www.fes-frankfurt.de/leistungen/abfallkalender

「Straße」「Nr.」の欄にそれぞれお住まいの通り、番地を入れると、表示されます。

家電製品

手で持てるような、ドライヤーや携帯電話はトランクルームサービスを利用します。

地図のあるページ:Kofferraumservice | FES Frankfurt (fes-frankfurt.de)

粗大ごみ

コンテナに入らないようなゴミ(大型テレビ、冷蔵庫、棚、絨毯、マットレスなど)は、粗大ごみになります。
粗大ごみの収集は予約申請が必要で、市民は10㎥までは無料、それ以上は有料で利用できます。

予約は電話、またはオンライン上で可能です。
0800 2008007-10 
https://www.fes-frankfurt.de/leistungen/buerger/sperrmuell


フランクフルト市のごみ収集に関するお問い合わせ先

FES Frankfurter Entsorgungs- und Service GmbH (フランクフルト市のごみ収集請負業者)

https://www.fes-frankfurt.de/

ごみの分別に関するフライヤー(日本語は含まれませんが、多言語)もダウンロードできます

Medien-Center und Downloads | FES Frankfurt (fes-frankfurt.de)